『不惑‐統合と空(くう)について』No.1 | ||
平成27年1月 | ||
不惑の惑(まど)わずの<惑>と言う言葉を調べてみましたら、それは<空>に繋がる言葉でした。<空>には、空間‐間、数字のゼロ、《無の源》が最初に現象化した領 域‐域(いき)(仕切り・区切り)と言う意味゠働きが有ります。 域と言う文字の<土>編を外して、心を加えますと<惑う゠迷う>と言う文字となり、土は地〜存在するすべてのモノの、元となる<素材>や生命を育てる働きと、汚れたものや腐ったものを埋めますと、奇麗な土の働きに還元する働きがあります。 <或>は「わく・いき」と読み「とち・さかい、まどう・うたがう」の意味も有り、さらに<弋(よく)>は「くい・さかい」を意味し、仕切りのない、入り乱れた状況や場にクイを打ち、自と他を隔てる<間>を入れる働きをします。ただし間仕切りをするクイも打ち間違えると関係に争いが生じることになります。 その<空‐間>の使い方を違え、その働きが歪み・汚れますと、他の自然の諸力<土・水・火・風>のそれぞれ独立した働きが入り乱れて、混乱が生じることになります。 空は噐‐包む働きでそれぞれの働きを生かしつつ、纏(まと)める‐<統合>する働きがあります。 <空>の究極の働き‐現われは、《無源‐生命》の意思を反映したところから始まりました。無そのもの、時間(宇)‐空間(宙)が、いまだ存在していない、純粋な<無限の源>の存在については、現段階ではまだ最終‐確認はなされていません……ので、<空(くう)>も歪み・汚れた働きから始まったことになります。 当然、他の<風・火・水・土>の自然の諸力も歪んでいたことになります。 また、わたくしたちの体系宇宙(大元宇宙)の始まりには、<空>の働きが潰れた状況から始まってしまいました。空の働きを司るコトシロヌシ大神・ワカヒルメ大神が宇宙‐運営のルールを無視して――宇宙の運営が終えたら、次の神々にバトンを渡すことになっているのに、次の宇宙も支配しようとしてしまい、ルール違反を犯して、その働きが汚れ‐堕落して、神々の地獄世界に堕ちていってしまいました! |
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